中村拓志&NAP建築設計事務所が建築設計を手がけた
文化発信拠点「IDÉALビル」

東京・南青山に、新たな文化発信拠点「IDÉALビル(イデアルビル)」が2023年5月27日(土)にオープンした。建築設計は中村拓志&NAP建築設計事務所が担当。

地上4階・地下1階の5フロアで構成される同ビルは、低層階にレストラン「Dominique Corby」やインテリアブランドの「minotticucine」「TOM DIXON TOKYO」、イベントスペース「LIGHT BOX ATELIER / SEMPRE」、オーナーサロン「IDÉAL TOKYO」が入居する複合施設である。

外壁の石やファザードのガラスには、オーナーが能楽の流派「観世流」の家系に連なることから「観世水」をモチーフにした意匠や素材感のある流水模様を採用。立体成型したオリジナルガラスによって、南西からの陽射しを和らげながら室内に明るさをもたらし、通りを歩く人々の目を惹く煌めきがあふれている。

観世水をモチーフにしたエントランスの壁面やレストランの垂れ壁の衣装は左官職人の挾土秀平が手がけており、4階には非公開の総檜造の能舞台、エントランスにはコシノジュンコによるアート作品「山水」を設置するなど、建物全体がアートやデザインに包まれている。End

IDÉALビル

開業日
2023年5月27日(土)
住所
東京都港区南青山6-13-1
詳細
https://www.ideal-tokyo.jp/