NEWS | プロダクト
2023.06.16 12:12
愛知県豊田市の自動車部品メーカー アイシン高丘とデザインスタジオ THATが2022年に立ち上げた「FeVita(フェヴィータ)」のプロトタイプ「SESEKI」と「KIRUNA」、「LINGDALE」が2023年6月16日(金)まで東京ビッグサイトで開催中のインテリアライフスタイル展にて展示されている。
鋳鉄の重みを活かした入れ物「SESEKI」は、起き上がりこぼしのような動きで入れるものの量や入れ方によって傾きが変わり、暮らしにささやかな変化を添えてくれるアイテムである。
ベッドサイドや食卓など、さまざまなシーンで使える照明「KIRUNA」の特徴は、鋳鉄の支柱に半月状の樹脂を組み合わせたデザインにある。上部から当たる光によって、樹脂部がほのかに明るく輝くのに対して、鋳鉄部分が影となるため、まるで彫刻のような表情を醸し出す。
「LINGDALE」は、毎日身につける鍵や財布、時計などの小物を置くためのトレーユニット。鋳鉄の重みを活かしたトレーには、照明やフックなどをマグネットで付け外しができる。出かけるときは身に着け、帰ってきたときには飾る。「毎日のオンとオフができる場所をつくりたい」という想いから生まれたプロダクトだ。
ブランドでは、鋳鉄素材を中心にさまざまな異素材との組み合わせと接着方法、色や表情などをCMF(Color、Material、Finish)の観点から研究して、素材と素材の良さを引き出すものづくりを目指している。