永山祐子とフランチェスコ・ゾンカによる
新作照明「FUWARI」「RIFLESSO」

「FUWARI」320F-521K(ブラス)

照明メーカーのYAMAGIWAから、建築家の永山祐子とイタリアの建築家兼プロダクトデザイナーのフランチェスコ・ゾンカ(Francesco Zonca)による新作照明「FUWARI」と「RIFLESSO」が2023年6月に販売された。

これまで「東急歌舞伎町タワー」や「ドバイ万博 日本館」などの建築プロジェクトを手がけてきた永山がデザインした「FUWARI」は、光がふんわりと浮かんでいる風景をイメージしたペンダント照明。同氏は建築を設計するなかで「シンプルで主張しすぎず、なおかつ空間を彩るような照明があれば」と想いを抱いてきたという。

「FUWARI」320F-521S(アルミ)

この想いから、逐次成形という金属加工方法を用いて、内側にくるりと巻いたカーブのある三角錐形状のシェードをつくりあげた。さらにその表面にバイブレーション加工を施すことで、光が柔らかく拡散する効果を与えている。

設置イメージ @積善館(群馬)

素材はブラスとアルミの2種類があり、それぞれ2サイズ(ブラス: H200 ×W550 × D480mm、H150 ×W360 × D350mm)(アルミ: H200 ×W550 × D510mm、H150 ×W360 × D355mm)を用意。吊るす高さや角度、見る角度によっても微妙に異なる表情を楽しむことができる。

永山祐子

建築のみならず家具やインテリア空間、プロダクトのデザインを手がけてきたゾンカによる「RIFLESSO」は、「反射」をコンセプトにしたステンレス鏡面仕上げのペンダント照明である。

「RIFLESSO」320F-524N

「RIFLESSO」320F-525N

「RIFLESSO」320F-526N

円盤と円筒を用いた、空間に溶け込むミニマルな形状を採用し、大きさと光源が異なる3サイズ(H40 ×Wφ1000mm、H40 ×Wφ600mm、H45 ×Wφ250mm)を展開。ランプの中には、放たれた光によって反射した周囲の物が映り込み、空間を拡張する視覚効果を与えてくれる。End

フランチェスコ・ゾンカ