大阪市住之江区北加賀屋エリアでアートによるまちづくりに取り組む一般財団法人おおさか創造千島財団は、アーティスト・クリエイター向けシェアスタジオ「Super Studio Kitakagaya（SSK）」の一般公開、および現代アート展覧会「Open Studio 2023 Autumn」を2023年10月27日（金）から11月5日（日）までの計6日間にわたり開催する。

2020年に開設されたSSKは、アーティストやクリエイターの支援を目的とした大阪最大のシェアスタジオである。かつての造船所の倉庫をリノベーションした、天井高7ｍ、延べ床面積830㎡の巨大な建物では、昨年度より入居者の約1／3 が入れ替わり、現在は20～40代のアーティスト・クリエイター計16名（レジデンスアーティスト1名を含む）が日々活動を行っている。

林勇気 個展「landscape を立ち上げる」、「landscape」

下寺孝典「屋台リサーチプロジェクト－西日本編－」

5回目の開催となる今回は、作業場の一般公開をはじめ、映像作家の林勇気と屋台研究家の下寺孝典がSSK内で個展を開催する。10月28日（土）には、入居アーティスト・クリエイターの話を聞きながらスタジオ内を巡る少人数のスタジオツアーも実施。会期中は北加賀屋エリアの他施設において関連のアートイベントが多数開催され、北加賀屋のまちを回遊してアートを楽しめる。

Open Studio 2022 Autumn スタジオツアー 開催風景, 撮影：増田好郎

そのほか、SSKのはなれにあり、コロナ禍でほとんど未活用状態だったクリエイターズキッチン「スースーキッチン」がオープン。料理開拓人の堀田裕介と窯ブランド「MAGO FORNI」の代表であるビザ窯職人の長尾晃久が、11 月3 日（金・祝）・4 日（土）の2日間限定で、SSKのピザ釜で焼いたピザや堀田がインドネシアで学んだクラフトコーラを提供する。

SSKのピザ窯で焼いたピザを提供