展示会場外観 Photos by Takehiro Hiramatsu

コンテンポラリーデザインスタジオ we+は、東京都大田区の複合施設「HANEDA INNOVATION CITY（羽田イノベーションシティ）」のグランドオープンを記念したイベント「Grand Opening Event∅」の一環として、「表現する素材展 More than Materials」を2023年11月26日（日）まで開催中である。

展示風景

大田区は「ものづくりの町」として知られ、区内には約3,500の工場が存在する。その工場を舞台に、リサーチと実験に基づいてさまざまな素材の魅力を引き出してきたwe+がフィールドワークを実施。

同展では、フィールドワークをとおして加工途中の素材から、使い込まれた治具、高度な技術が詰まった試作品、廃材に至るまで、工場の営みから生まれた多彩な「もの」たちを「表現する素材」と名づけ、we+の独自の視点で収集し、その背景にあるストーリーとともに展示している。

工場をリサーチしながら収集された素材の一部。

展示にあわせて、11月23日（木）と11月25日（土）には「表現する素材展 More than Materials」のギャラリーツアーおよびトークイベントも開催される。

ギャラリーツアーは両日16:30〜17:00に開催され、それにつづくトークイベントは11月23日（木）に田中 宙（安久工機）と波田野哲二（ハタノ製作所）をゲストに迎えて「vol.1 大田区まち工場の『リアル』と『これから』」を、11月25日（土）に編集者の山田泰巨を招いて「Vol.2　デザイナーが取り組むべき、 リサーチプロジェクトって何？」が展開される。