藤本壮介が手がけた白井屋ホテルのアロマミスト
「SHIROIYA the SCENT」が登場

「SHIROIYA the SCENT」Photos by Shinya Kigure

群馬県前橋市の白井屋ホテルは、同ホテルの建築設計を手がけた建築家の藤本壮介によるオリジナルのアロマミスト「SHIROIYA the SCENT」(シロイヤ・ザ・セント)の販売を2024年1月12日(金)よりショップスペースで開始した。

白井屋ホテルは、創業300年の歴史を誇る老舗旅館「⽩井屋旅館」を再生したアートホテルである。100%自然素材を使用した「SHIROIYA the SCENT」は、センティングデザイナーとともに同ホテルをイメージして開発。トドマツ、レモンバーベナ、ライム、プチグレンなどによる、爽やかで温かみのあるグリーンの香りに仕上げた。

また、同商品の発売を記念して、アロマミスト付き宿泊プランを限定で提供。藤本による4層の吹き抜けと緑とアート作品に囲まれたオールデイダイニング「ザ・ラウンジ」で朝食を味わえるほか、スタッフによるアートツアー「SHIROIYA the TOUR」にも参加できる。

藤本は同アロマミストについて「多様な人たちが、ホテルでは同じ時間と空間を共有します。そんな場所を包み込むような香りがつくれたらと思いました。開発を進めるうちに物理的な匂いそのものより、建築や空間のコンセプトみたいなものを匂いとして実感できることに意味があることがわかりました。1度訪れた場所に戻ってきたとき『同じ香りがする』と感じることがありますよね。このホテルのロビーは、週末ごとに来る地元の人もいれば、1年ぶりに来る旅人もいるでしょう。その香りに建築が集約されるとしたら、デザインとしてすばらしいですね」とコメントしている。End