青森県産りんごの搾りかすを活用した
原材料が見える新素材「Adam」

青森県五所川原市を拠点に宿泊事業などを展開するKOMORUは、青森県産のりんごジュースやシードルの製造工程から出る廃棄予定のりんごの搾りかすを活用した新シート素材「Adam(アダム)」を開発した。

青森県は日本を代表するりんごの産地であり、りんご加工品の生産が盛んだが、果汁や果実以外の部位は使用しにくく、製造過程で発生する搾りかすの廃棄が問題となっている。こうした課題を解決しようと、KOMORUとデザインユニット M&Tによる素材の研究・開発機関「Sozai Center」が第1弾プロダクト「Adam」を手がけた。

りんごから生まれた素材であることに、青森・津軽の風土を生かした新しい素材の始まりや、神秘的なストーリーといった意味を加えて「Adam」と命名。半透明のシートは、未加工のりんご本来の成分による赤褐色の色合いとなる。独自の加工技術により、シートには茎、芯、皮、種などの粒度の荒いりんごの搾りかすが混在しており、素材そのものが目に見えるため、ありのままのりんごの美しさや立体感を楽しめる。

Adam Card Case
サイズ 縦:75mm×横:105mm/重量 26g
素材 青森県産りんご搾りかす100%、ポリ塩化ビニル

Adam Crossbody Pouch
サイズ 縦:195mm×横:140mm/重量 67g
素材 青森県産りんご搾りかす100%、ポリ塩化ビニル

厚さは0.6mm以上で、使用用途に応じて0.35~1.5mm程度の調整が可能。耐水性に優れ、傷がつきにくく、水や中性洗剤で汚れを拭くことができる。アパレル小物から室内家具の仕上げまで幅広い用途を想定しており、有害物質の使用制限を定めたEU指令「RoHS2」にも対応している。

プロダクトは、カードケースとショルダーポーチを展開。青森県とビームスジャパンのコラボイベント「BEAMS EYE on AOMORI」では、2024年2月20日(火)まで東京・新宿のビームス ジャパンおよびオンラインショップにて販売中である。End

BEAMS EYE ON AOMORI

会期
2024年1月24日(水)~2月20日(火)
会場
ビームス ジャパン(新宿)1F特設コーナー
(東京都新宿区新宿3-32-6)
詳細
https://www.beams.co.jp/special/teamjapan/aomori2024/