Teruhiro Yanagihara Studioがデザインする
「majotae 9490」の⼤⿇布スリープコレクションが初公開

Photos by Guglielmo G C Profeti

日本に古くからある「⼤⿇布」がもつ本来の⾵合いを現代の技術を駆使して甦らせるテキスタイルブランド「majotae(マヨタエ)」は、2024年4月に伊ミラノで開催されるミラノデザインウィーク2024において、グローバルマーケット向けのフラッグシップライン「majotae 9490」をローンチする。

およそ1万年前に大陸から日本に伝わった大麻布は、神事の装束から野良着まで、暮らしのなかで幅広く使われてきた素材である。産業革命以降は大麻繊維が紡績に適さないとされ、ほとんど生産が途絶えていたが、痩せた土地や乾燥した地域でも早く成長し、環境負荷が低いことから再び注目を集めている。

また、使い続けることでしっとりと馴染んでいく心地よい肌触りをはじめ、その特殊構造により、夏は涼しくて冬は暖かく、速乾性があり、抗菌・防臭などの機能に優れているのも大麻繊維ならではである。majotaeは、19世紀以前に行われていた大麻布づくりの手法である手績み・手織りの工程を徹底的に研究。現代の最新技術により、しっとりと柔らかく光沢感のあるテクスチャーを実現した。

新ブランドとなるmajotae 9490では、デザイナーの柳原照弘が率いるTeruhiro Yanagihara Studioがクリエイティブディレクション、プロダクトデザイン、アートディレクションを担当。大麻布の風合いと柔らかさを活かしたスリープコレクションを展開する。ブランド名は、人が一生のうちに眠る時間が9490日であることに由来している。

同ブランドは、2024年4月16日(火)から4月21日(日)までミラノの2会場でエキシビションを開催する。Secci Milanoでは、majotae 9490のプロダクトを展示するほか、majotaeのルーツである大麻布に関する歴史的なアーカイブ資料も紹介。Bertaでは、時間軸を超えてmajotaeの世界観を体感できるインスタレーションを披露する。End

majotae 9490 エキシビション

会期
2024年4月16日(火)~4月21日(日) 10:00~18:00
会場
Secci Milano(Via Olmetto 1, 20123 Milano)
Berta(Via Cesare Correnti 14, 20123 Milano)
詳細
https://majotae.com/