従来のホテルでも別荘でもない新しい宿泊施設を展開するNOT A HOTELは、次なる施設のデザインを募集するコンペティション「NOT A HOTEL DESIGN COMPETITION 2024」を開催する。

「世界中にあなたの家を」をコンセプトとするNOT A HOTELは、世界的な建築家やクリエイターによる優れたデザイン性と、IoT などのテクノロジーによる快適性を兼ね備えた、ハイエンドな別荘を提供する企業である。利用者は物件を毎年10泊単位から予約購入でき、1棟を購入すれば物件を家として1年中過ごすことも可能。また、資産として、滞在しない期間をホテルとして貸し出せるのも特徴のひとつだ。

今回のコンペティションでは、「NOT A HOTEL KITAKARUIZAWA」がある北軽井沢エリアを舞台として、自宅／別荘兼ホテルとして使用可能な建築のアイデアを募集。40歳未満の建築家・クリエイターを対象とし、最優秀賞作品には賞金1,000万円が贈呈（設計料は別途支払い）されるほか、NOT A HOTELのひとつとして建設・販売される。

NOT A HOTEL KITAKARUIZAWA「IRORI」

NOT A HOTEL KITAKARUIZAWA「BASE」

卓越したアイデアをもつ世界中のクリエイターに参加してほしいとの思いから、応募条件として建築士資格の有無は問わない。NOT A HOTELは社内に建築士が有しているため、これまでもインテリアデザイナーの片山正通（Wonderwall^®︎）やファッションデザイナーの相澤陽介（White Mountaineering）といった多様な分野のクリエイターとも協働してきた実績をもつ。

審査委員には片山正通、藤本壮介（藤本壮介建築設計事務所）、谷尻 誠、吉田 愛（SUPPOSE DESIGN OFFIC）の4名を迎え、書類審査および公開プレゼンテーションを経て最優秀賞作品を決定。エントリーはすでに開始しており、2024年8月31日（土）まで受け付けている。また、4月20日（土）19時より、コンペティション説明会がオンラインで行われる。

左から、片山正通（株式会社ワンダーウォール代表 武蔵野美術大学 空間演出デザイン学科 教授）、藤本壮介（株式会社 藤本壮介建築設計事務所 主宰）、谷尻 誠（SUPPOSE DESIGN OFFICE株式会社 共同主宰）、吉田 愛（SUPPOSE DESIGN OFFICE株式会社 共同主宰）。