20名のアーティストが本気で挑む
「ポケモン×工芸展—美とわざの大発見—」開催

今井完眞《フシギバナ》2022年 個人蔵 © 今井完眞 Photo by 斎城 卓

石川県金沢市の国立工芸館で2023年に行われた「ポケモン×工芸展—美とわざの大発見—」が、東京・虎ノ門の麻布台ヒルズ ギャラリーで、2024年11月1日(金)から2025年2月2日(日)まで開催される。会期中は、トークイベントやワークショップも開かれ、同展初となるコラボカフェの展開や、展覧会オリジナルグッズの販売も行われる。

満田晴穂《自在ギャラドス》2022年 個人蔵 © 満田晴穂 Photo by 斎城 卓

吉田泰一郎 《ブースター》2022年 個人蔵 © 吉田泰一郎 Photo by 斎城 卓

同展では、ポケモンと工芸の出会いからどんな「かがく反応」が起きるのかという問いに、人間国宝から若手作家まで20名のアーティストが挑戦。国立工芸館では約70点の公開だったが、今回は複数の作家が手がけた新作を加わり、約80点が展示される。

池田晃将《電光投擲捕獲箱》2022年 個人蔵 © 池田晃将 Photo by 斎城 卓

須藤玲子《ピカチュウの森》2023年 個人蔵 © 須藤玲子 Photo by 林 雅之

作家たちは工芸の素材と技を通じて、ポケモンのみならず、その世界観そのものを再解釈。ポケモンの育成、進化、交換などの要素や、旅の仲間たちと育んだ友情、技のインパクトなどを想像力豊かに表現した。

城間栄市《琉球紅型着物「島ツナギ」》2022年 個人蔵 © 城間栄市 Photo by 斎城 卓

桂 盛仁[上]《香合 ルギア》[下]《香合 ホウオウ》2022年 個人蔵 © 桂 盛仁 Photo by 斎城 卓

桝本佳子《リザードン/信楽壷》2022年 個人蔵 © 桝本佳子 Photo by 斎城 卓

また、器や着物、帯留といった生活のさまざまなシーンを彩る工芸作品に、ポケモンの姿を落とし込んだ。香合や江戸小紋、信楽焼の壷に融合したポケモンたちの様子は、日々の暮らしを慈しむ私たちの感性を豊かにしてくれるだろう。End

ポケモン×工芸展—美とわざの大発見—

会期
前期 2024年11月1日(金)~2024年12月25日(水)
後期 2024年12月26日(木)~2025年2月2日(日)
※展示替えあり
開館時間
月火水木日 10:00~19:00(最終入館 18:30)
金土および祝前日 10:00~20:00(最終入館 19:30)
休館日
2024年12月31日(火)
出品作家
池田晃将、池本一三、今井完眞、植葉香澄、桂 盛仁、桑田卓郎、小宮康義、城間栄市、須藤玲子、田口義明、田中信行、坪島悠貴、新實広記、林 茂樹、葉山有樹、福田 亨、桝本佳子、水橋さおり、満田晴穂、吉田泰一郎(五十音順)
会場
麻布台ヒルズ ギャラリー
(東京都港区虎ノ門5-8-1 麻布台ヒルズ ガーデンプラザA MBF)
詳細
https://www.azabudai-hills.com/azabudaihillsgallery/sp/kogei-pokemon-ex/