ファッションブランドのHOMME PLISSÉ ISSEY MIYAKEは、展示「Ronan Bouroullec：On Creative Session」を、2024年10月25日（金）から11月24日（日）まで東京・六本木の21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3にて開催。同ブランドがフランスのデザイナー兼アーティストであるロナン・ブルレックと協業するプロジェクト「クリエイティブ・セッション」の創作現場と交流を、「ドローイング」と「服づくり」という2つの側面で紹介する。

© ISSEY MIYAKE INC.

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2024年1月にフランス・パリのパレ・ド・トーキョーで発表された、HOMME PLISSÉ ISSEY MIYAKEの2024／25年秋冬コレクション「Immersed in the Wilds of Creativity－没入。野性溢れる創造力－」。そのテーマは、「野性溢れる創造の世界を探険するものづくりへの姿勢」である。

これをもとにブランドのデザインチームは「クリエイティブ・セッション」を立ち上げ、取り組む相手としてブルレックを招いた。デザインチームは、同氏の描いた作品の世界に没入し、生き生きとしたドローイングに現れる色と形、流れる筆致を服づくりに取り込んだ。

© ISSEY MIYAKE INC.

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展示では、「ドローイング」の側面から、原画やそれを収める映像作品を披露。「服づくり」の側面からは、技法ごとに分けた試作品や製作工程の映像を展示し、一着の服の発想から形になるまでの発展を追いかける。さらに、ブルレックがクリエイティブ・セッションについて語る映像では、デザインチームが精彩に満ちたドローイングに向き合い、服づくりで表現する過程とその挑戦を紹介する。

ロナン・ブルレック　Photo by Marion Berrin

今回の展示を通して、HOMME PLISSÉ ISSEY MIYAKEのデザインチームとブルレックという、一見すると異なる創作分野の交流から生まれたつながりや重なり、ものづくりの本質や親和性を探りながら、新しいものを生み出そうとするプロセスを感じ取ることができるだろう。