良品計画は、東京・銀座のATELIER MUJI GINZA Gallery1・2にて、Life in Art 柚木沙弥郎 展覧会「ワクワクしなきゃ、つまらない」を2025年4月18日（金）から6月8日（日）まで開催する。

同社は2011年から、「Life in Art」プロジェクトを展開。アートを単なる美ではなく、「自分がそれをどう見てどう考えるのか」「自分がどのような人生を生きたいのか」「社会や地域、人とどう関わりたいか」といった問いを投げかけるものとして位置づけている。

染色家・柚木沙弥郎

2024年1月に逝去した染色家 柚木沙弥郎とは、同氏の思い描く「豊かな暮らし」に対する想いに共鳴し、2014年の型染作品の展示会を皮切りにさまざまな企画を展開。パリの老舗リトグラフ工房「Idem Paris」でのオリジナルリトグラフ制作や、国内外のクリエイターとの共作など、多種多様な視点で「アートのある暮らし」を提案したほか、より多くの人に日々の生活を楽しんでもらうことをコンセプトに、手ぬぐいや浴衣などのプロダクトも手がけた。

今回の展覧会では、良品計画が柚木沙弥郎との出会いからこれまで一緒につくってきたアート作品やプロダクトの数々を展示。これからの暮らしについて考えることからスタートし、現代のライフスタイルにもなじみ、モダンでありながら楽しく、使うほどに愛着が増し、生活に寄り添うことを目指してきた両者のものづくりを伝えていく。

なお、東京・イデーショップ自由が丘店では、柚木がパリ・セーヌ左岸のIdem ParisでIDÉEと制作したリトグラフの創作の軌跡を紹介する展示「パリ、左岸にて」を4月18日（金）から5月19日（月）まで開催。2016～2020年に制作したリトグラフのうち8作品を限定復刻した。

また、関連書籍として、作品集「SAMIRO YUNOKI LITHOGRAPHIES in Paris, Rive Gauche（柚木沙弥郎 リトグラフ作品集・パリ、左岸にて）」が、ATELIER MUJI GINZAとイデーショップ自由が丘店にて4月18日より販売。IDÉEとIdem Parisとの協業により、2016～2022年に柚木がパリ左岸にて制作したリトグラフ全作品を収録。写真家 木寺紀雄らによる当時の写真も多数掲載する。