神奈川県川崎市のAWAZU HOUSE ART CENTER／粟津潔邸では、「AWAZU HOUSE INTO THE FUTURE! 粟津潔邸（1972） アワヅハウス、過去、現在、そして未来へ！」展が2025年6月29日（日）まで開催中。

AWAZU HOUSE ART CENTERは、グラフィックデザイナー・粟津 潔（1929-2009）の邸宅兼アトリエとして1972年に竣工。1965年に粟津と出会った建築家・原 広司（1936-2025）が設計を手がけた、両者の魂と才能の共鳴から生まれた建築である。2023年からは、粟津の子息でアートプロデューサーの粟津ケンにより、アートスペースとして利用されている。

今回は、同建築を会場として、原広司＋アトリエ・ファイ建築研究所による設計図面、スケッチ、書籍、掲載誌などを公開。さらに、同所で制作された粟津の作品や、粟津と親交のあった作家たち（中村正義、秩⽗前衛派、ミロ、⼿塚治⾍、⼭下菊⼆、ジョナス・メカス、東松照明など）の作品を展示し、粟津潔邸で撮影・制作された映画「風流」「ピアノ炎上」を上映する。

また、期間中は、同会場にてイベント「Vol.1 QUEER NATIONS」および「Vol.2 跡の前（嶺川貴子＋川口貴大）」の開催も行われる。