Japan Craft Book project「神迎え 隠岐島・焼火神社」
篠原紙工図書室にて展示を開催

東京都江東区の製本会社 篠原紙工は、2025年1月にオープンしたスペース「篠原紙工図書室」にて、展示「Bindery Story 002『神迎え 隠岐島・焼火神社』」を2025年8月30日(土)まで開催中。

篠原紙工図書室は、篠原紙工で制作した本・冊子や寄贈された本を所蔵・公開しているスペース。製本という視点をとおして、紙の本ならではのおもしろさを感じられる場所であり、一般に開放されている。製本方法ごとに本を区分けされた書棚や、書店に並ばない貴重な本を実際に手に取れるのが特徴である。

今回は、製本会社における本づくりの背景を伝える企画展示「Bindery Story」シリーズの第2弾として、書籍「神迎え 隠岐島・焼火神社」を紹介。同書は、日本の美を「本」という形で表現する取り組み「Japan Craft Book project」から生まれた一冊であり、画家、著作家、デザイナー、和紙工房、書家、製本会社など、多くのクリエイターが集い、心を込めてつくり上げた。

「神迎え 隠岐島・焼火神社」は、「日本の神様の物語を、日本の紙に綴る、描く」というコンセプトのもと、島根県隠岐諸島の西ノ島にある焼火神社(たくひじんじゃ)を取り上げ、隠岐島で受け継がれている「隠岐島前神楽(おきどうぜんかぐら)」の世界を題材として制作。画家・水野竜生による水墨画や石州楮紙「稀」などで表現している。

7月26日(土)にはトークイベントを開催。同書の制作に携わった著作家の稲垣麻由美、デザイナーの谷さや、篠原紙工の篠原慶丞(同社代表)および新島龍彦(同社制作主任・造本家)が、制作の経緯や完成に至るまでの話を語る。End

Bindery Story 002「神迎え 隠岐島・焼火神社」

会期
2025年5月15日(木)〜8月30日(土)
時間
木・金・土 13:00~18:00
会場
篠原紙工図書室(東京都江東区大島5-51-13)
詳細
https://www.s-shiko.co.jp/tsuzuru/binderystory002/

神迎え トークイベント

日時
2025年7月26日(土) 15:00~16:30
登壇者
稲垣麻由美(Japan Craft Book project 発起人)、谷 さや(アートディレクター・グラフィックデザイナー)、篠原慶丞(篠原紙工代表)、新島龍彦(篠原紙工制作主任・造本家)(有)
申し込み
下記URLより予約すること。
会場
篠原紙工図書室
詳細
https://binderystory-002.peatix.com/