東京大学 檜垣万里子・山中俊治研究室
駒場キャンパスで「Re charge」展が開催中

東京大学生産技術研究所 檜垣・山中研究室は、「Re charge」展を2025年7月31日(木)までアポイントメント制で開催中。2023年度より特別教授に就任した山中俊治と、2024年度より准教授に着任した檜垣万里子のもと、再始動したプロダクトデザイン研究室の進行中の研究内容を紹介する。

表題にある「Charge」という言葉には、モノが電気を帯びたり蓄えたりすることだけでなく、人がエネルギーや力を溜めるという意味も含まれる。接頭語「Re(再び)」を加えた「Re charge」が示すように、同展ではさまざまな作品を再定義し、再始動するプロセスに光を当てて、完成された成果物にとどまらず、試行錯誤を重ねながら形を変えてきた試作段階の作品も展示。

電気自動車のパワーステーションの未来の姿を思い描きながら試作を重ねたプロトタイプ群や、セラミック3Dプリンティング技術の未知の可能性を探る過程で生まれた造形物など、人々の生活を支えるエネルギーインフラから、まだ正体の見えない素材の開発まで、幅広い「未来を形づくる途中経過」を体感することができる。

リコーとのセラミックス3Dプリンティング技術共同研究。

ニチコンとの共同研究「Power Wave」。
Photo by Yosuke Suzuki

ニチコンとの共同研究「Ambient Porter」。
Photo by Yosuke Suzuki

「Disk to Tube」/ 西本清里、中野文哉、舘 知宏、山中俊治

「FiberDrops」/ 黒澤知香、森田崇文、筧 康明

「ExpandFabric 3D」/ 開元宏樹、筧 康明

「Sol-Gel Timer」/ 檜垣万里子、眞弓皓一、Lester Geonzon、Zuolin Meng

ブレインストーミング、設計、素材選び、加工、組み立てといったプロセスに潜む問いや工夫に触れることで、プロダクトデザインの思考の軌跡をたどる機会となるだろう。End

東京大学 檜垣・山中研究室「Re charge」展

会期
2025年6月1日(日)~7月31日(木)
時間
11:00~18:00
入場料
無料 ※下記URLより要予約。
会場
東京大学駒場リサーチキャンパス S棟 1F ギャラリー
(世田谷区北沢1丁目1-27 IIS アニバーサリーホール S棟)
詳細
https://pdlab-exhibition2025.peatix.com/