「ORDINARY AUDIO」

コクヨのインハウス・デザインコレクティヴ「YOHAK DESIGN STUDIO（ヨハク デザイン スタジオ）」は、東京・東急プラザ原宿「ハラカド」で展開しているファクトリー＋プリンティングレーベル「COPY CORNER（コピー・コーナー）」から、ミュージック・カセットシリーズ「ORDINARY AUDIO（オーディナリー・オーディオ）」を2025年7月16日（水）に発売開始する。

2024年4月にオープンした「COPY CORNER」は、「日用品をリ・カバーする」というコンセプトのもと、印刷を中心としたファクトリーとショップの機能を兼ね備えるレーベル。デザイナーなどのつくり手と、クリエイティブなことに関心をもつ人々をつなぐプラットフォームとして、印刷を通じて日用品の価値を再定義する多様なアイデアを発信している。

今回は、オールドスタイルな音楽メディアとして近年再評価されつつあるカセットテープにフォーカス。同レーベルでは、誰もが気軽に録音や複製ができるカセットテープのクリエイティブなあり方を再解釈し、ライフスタイルに寄り添う「日用品」としての音楽ソフトを提案する。

（右から）
アーティスト：岡田拓郎、アルバムタイトル：Print Music（全8曲　収録時間19分47秒）
アーティスト：in the blue shirt、アルバムタイトル：Life on Repeat（全2曲　収録時間18分46秒）
アーティスト：H.Takahashi、アルバムタイトル：Furniture（全2曲　収録時間17分85秒）
アーティスト：BROTHER SUN SISTER MOON、アルバムタイトル：Room In Frame（全6曲　収録時間19分04秒）
アーティスト：Summer Eye、アルバムタイトル：黒蜜舟（Black Honey Boat）（全4曲　収録時間18分24秒）

第1弾は、「Sound for Good Alone（ひとりの時間に寄り添う音楽）」をキーワードに、日本を拠点にさまざまなフィールドで活動するミュージシャン／バンド5組（岡田拓郎、in the blue shirt、H. Takahashi、BROTHER SUN SISTER MOON、Summer Eye）が新作を制作。各アーティストの音楽的な世界観と、カセットというフォーマットならではの実験的なアプローチを組み合わせた、それぞれの新たな側面が楽しめるユニークで意欲的なタイトルが揃った。

アートディレクション・デザインは、福永紙工の技術協力（構造設計）のもと、YOHAK DESIGN STUDIOの鳳崎優和（ほうざき・ゆわ）が担当。全タイトルのパッケージは、「COPY CORNER」でリソグラフ印刷を施した「ORDINARY AUDIO」オリジナルデザインのペーパーボックス仕様となる。

COPY CORNER

各アーティストと楽曲のイメージをもとに、「COPY CORNER」のメインマテリアルである紙を用いてグラフィックを構成。リソグラフならではのカラーや質感を生かした実験的な印刷手法で表現するなど、オリジナルな音楽はもちろん、フィジカルな風合いも楽しめるアナログならではのパッケージに仕上がっている。