NEWS | アート / サウンド
19時間前
クリエイティブカンパニーのヘラルボニーは、契約作家13名とミュージシャン Cornelius(コーネリアス/小山田圭吾)が共創した展覧会「Glow Within -Corneliusと13人の作家の声-」を、2025年8月11日(月・祝)まで東京のHERALBONY LABORATORY GINZA ギャラリーにて開催中。楽曲「Glow Within」の配信も開始している。
撮影:橋本美花
撮影:橋本美花
ヘラルボニーは、2018年の創業以来、知的障害のある作家の表現を軸に、既存の福祉やアートの枠組みを拡張する活動を展開している。2022年には、障害のある人々の「ルーティン(常同行動)」に伴う音に着目した音楽レーベル「ROUTINE RECORDS」を設立。活動の第1弾では、金沢21世紀美術館・デザインギャラリーにて展示を行った。
「Glow Within」
Cornelius HERALBONY
Song:Cornelius
Lyrics:HERALBONY
Artists:Hiroyuki Ukai, Naoto Iguchi, Misaki Oya, Masahiko Kimura, Midori Kudo, Sanae Sasaki, Takuma Hayakawa, Nozomi Fujita, fuco:, Masahiro Fukui, Rikuto Yoshida, Kaede Wajima and Kanta Wajima
配信元:ワーナーミュージック
第2弾となる今回は、Corneliusが岩手県花巻市の福祉施設「るんびにい美術館」を訪問。作家たちの創作風景と、創作のなかで繰り返される行為から生まれた「音」に触れながら、1年半にわたる共同制作を進め、ひとつの「声」として再構築した。
撮影:淺田 創
撮影:淺田 創
展覧会では、Corneliusがていねいに紡いだ楽曲「Glow Within」を映像とともに紹介する。繰り返される音の奥に潜む「声」に耳を澄ますことで、13名の作家たちの創作風景や息づかい、日々のルーティンのなかに宿る創造の源がより近くに感じられる。
今回のコラボレーションは、ヘラルボニーの共同代表・松田崇弥の提案により実現。2021年の東京オリンピックにおける小山田の辞任騒動に際し、松田が小山田に送った一通の手紙がきっかけとなった。松田は過去の行いに対してレッテルを貼りつづける社会に疑問を抱き、再び対話の場をもつことに意義を見出したいと語る。
撮影:淺田 創
撮影:淺田 創
ヘラルボニーのnoteでは、同プロジェクトに対する思いが紹介されている。
Glow Within -Corneliusと13人の作家の声-
- 会場
- HERALBONY LABORATORY GINZA GALLERY
(東京都中央区銀座2丁目5-16 銀富ビル1F) - 会期
- 2025年7月24日(木)〜8月11日(月・祝)
- 時間
- 11:00~19:00
- 定休日
- 火曜(祝日の場合は水曜)
- 会場
- HERALBONY ISAI PARK
(岩手県盛岡市菜園1丁目10-1 パルクアベニュー川徳 1階) - 会期
- 2025年8月30日(土)〜9月26日(金)
※会期中、作品の入替えあり。 - 時間
- 11:00~19:00
- 定休日
- 施設休館日に準ずる
- 入場料
- 無料
- 詳細
- https://glowwithin.heralbony.jp/