住まいを編み直すデザイン
Design & Brand Japan の挑戦
#LIXIL

LIXILでは、デザインの力を軸に据え、次なるステージに向けて挑戦を始めている。日本国内では、この4月に建材製品と水まわり製品のふたつのデザインセンターを統合し、Design & Brand Japanという新組織を立ち上げた。同組織に所属するデザイナーの言葉やビジョンから、今後の住まいの展望を探る。

タンクレストイレ最上位モデル「SATIS X」とハイエンドブランド「NODEA」より、世界初となるカーボンを使用したパノラマウィンドウ「SEAMLESS」。

新組織Design & Brand Japanが目指すこと

LIXILは、2011年に日本の住宅建材・設備機器メーカー5社が統合して誕生。現在では国内外の14のブランドを擁し、150以上の国と地域に製品とサービスを提供するグローバル企業へと成長した。誕生から10年余りを経て、これまでの成長を礎に、次のフェーズへと舵を切ろうとしているところだ。

20年より、全ブランドを統括するLIXILグローバルデザインチームをはじめ、東京、常滑、ニューヨーク、ロンドン、デュッセルドルフ、上海、シンガポール、広州の8つのデザインセンターすべてにおいてデザイン最高責任者であるポール・フラワーズが指揮を執る。デザイン部門を一本化し、ブランドの一貫したメッセージを発信する体制を整えた。

日本国内ではこの4月、建材製品を扱うハウジングテクノロジー(LHT)と水まわり製品を扱うウォーターテクノロジー(LWT)のふたつのデザインセンターを統合しブランド部門を加えた新組織Design & Brand Japanが誕生した。