テウン・ズヴェッツ日本初個展「Design A」
CIBONE表参道で開催

オランダ・アイントホーフェンを拠点に活動するデザイナー、テウン・ズヴェッツ(Teun Zwets)の日本初個展「Design A」が、CIBONE表参道にて11月1日(土) から11月16日(日)まで開催予定。薪木を用いた代表作「Splitted」シリーズから、キャビネットやテーブル、ランプなど50点以上を展示する。

タイトルの「Design A」には、“はじまり(A)”と“デザインへの回答”という二重の意味が込められている。即時性や効率性が優先される現代において、ズヴェッツは「考えること」「手を動かすこと」「その過程を楽しむこと」を重視。AIやテクノロジーが加速する時代にあっても、焚き火のように身近で素朴な行為から生まれるデザインを実践している。

「Splitted」コレクションは、斧で割ったダグラスファー(ベイマツ)材を用いて一点ずつ制作される。木を割るという行為から偶然に生まれる形や木目、節、割れ目などを、そのまま活かしている。表面には研磨と下地塗装を重ね、最後に高光沢ラッカーで仕上げることで、深みのある艶と高い耐久性を実現する。

展示空間は、ズヴェッツ本人が廃棄段ボールを用いて構築する予定。家具と空間が一体となり、全体がひとつのインスタレーションとして体験できる構成だ。End

Teun Zwets(テウン・ズヴェッツ)

「Design A」Teun Zwets

会期
2025年11月1日(土) -11月16日(日)
デザイナー在廊日:11月1日(土)、2日(日)
会場
CIBONE表参道店
(東京都渋谷区神宮前5-10-1 GYRE B1F)