ミヨシ石鹸が見つめ直す、せっけんの原点
「MIYOSHI PRIMAL SOAP」

東京・墨田区で100年以上にわたり無添加石鹸をつくり続けてきたミヨシ石鹸から、新ライン「MIYOSHI PRIMAL SOAP」を発売されている。“PRIMAL=根源的な、はじまりの”という名が示す通り、同社が掲げてきた「水とせっけん素地だけでつくる純粋なせっけん」という原点に、改めて光を当てたシリーズだ。

巷でよく見かける「無添加」という売り出し文句だが、実は無添加という言葉に明確な定義はなく、無添加と売り出されていても香料や着色料などが含まれている商品が多いのだという。そのようななかでも、自然由来の成分のみでつくられた「本物の無添加」を追求してきたのがミヨシ石鹸。今回の「MIYOSHI PRIMAL SOAP」は、これまで培ってきたせっけんづくりのレシピをさらに進化させ、ハイグレードラインとして開発されたものだ。

脂肪酸の配合を用途ごとに見直し、FACE・HAND・BODYの3種が展開される。いずれも100%純せっけんの洗浄成分で、デリケートな肌にもやさしく、しっとりとした洗い上がりを叶える。

クリエイティブディレクションとボトルデザインを手がけたのは、プロダクトデザイナーの柴田文江。ベージュと白の2トーンが柔らかな印象のボトルは、機能美と静かな存在感をあわせ持つ。どんな空間にも自然に馴染みながら、ふとした瞬間に美しさを感じさせる佇まいである。

(写真左から)MIYOSHI PRIMAL SOAP FACE 希望小売価格¥2,200(税込)、MIYOSHI PRIMAL SOAP HAND 希望小売価格¥1,870(税込)、MIYOSHI PRIMAL SOAP BODY 希望小売価格¥2,200(税込)

パッケージは、グラシン紙でやさしく包まれた“贈りもの”のような仕様。ラベルの裏には、写真家・岩倉しおりの写真と、詩人・文月悠光による詩がアソートで添えられ、贈り物としても喜ばれるアイテムだ。

この新たなシリーズは、「本当に必要なものだけで、本物の価値をしっかりと届けたい。」という同社の理念を、現代の感性に寄り添うかたちで再構築したものだ。長い年月をかけて磨かれた誠実なものづくりの哲学が、静かに示されている。End