うなずきで知らせる木製ロボット  
Swift Creativesが「Botties」を発表

デザインスタジオSwift Creativesによる「Botties」。

デンマークのデザインスタジオSwift Creativesが、デジタル通知を静かなジェスチャーで伝える木製ロボットシリーズ「Botties」のプロトタイプを発表した。3体のミニロボット「Beamer」「Bot」「Hover」は、スマートフォンや家電製品のような音や光による通知ではなく、うなずきや首を傾ける動作で視覚的に知らせる。

3体の高さはそれぞれ153mm(Beamer)、164mm(Bot)、170mm(Hover)で、デンマーク家具でよく使われるソープ仕上げと燻し仕上げのオーク材でつくられている。内部にはセンサーとソフトウェアを搭載し、デンマークのデザイン伝統と現代技術を融合させた。玄関への配達通知からEVの充電完了まで、家族全員が共有できる視覚的な合図となる。

BEAMER

HOVER

BOT

「デンマークには、カイ・ボイセンのような作家による工芸と自然素材の伝統があります。この木製ロボットはその伝統を現代に引き継ぎ、子どもから祖父母まで受け入れられるテクノロジーを目指しています」とリードデザイナーのラース・リングゴードは述べる。

デザイン・工芸・テクノロジーを融合したBottiesは、目立たず主張せず存在を知らせるスマートデバイスの新しい形を示そうとしている。End