佐藤雅彦研究室による数学問題集の第2弾 
『新・解きたくなる数学』が刊行


「新・解きたくなる数学」佐藤 雅彦、大島 遼、廣瀬 隼也著、本体2,000円+税

NHK Eテレ「ピタゴラスイッチ」制作メンバーとして知られる佐藤雅彦研究室による数学問題集の第2弾、『新・解きたくなる数学』が、11月18日(月)に岩波書店より刊行される。数学の面白さを独自の視点で引き出す前作は15万部のベストセラーとなったが、当時収録しきれなかった問題が多く、発売直後から続編の制作が始まっていた。

今回収録される25問の新作では、「存在定理」「対称性」「グラフ」といったテーマを扱う。数学の抽象的な世界を、視覚的な写真やグラフィックとともに立ち上げ、解法のプロセスを追うことで論理の構築や抽象化の体験へと導いていく。

「佐藤雅彦展 新しい×(作り方+分かり方)」の展示風景

2025年6月から11月まで横浜美術館で開催された「佐藤雅彦展 新しい×(作り方+分かり方)」では、本書と前作から出題された問題のポスターが掲示され、来場者が足を止めて考え込む姿が見られた。

初刷限定で、シリーズ第1作の表紙をモチーフにしたアクリルキーホルダーが抽選で200名に当たる。応募は2026年1月31日まで。End