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5時間前

イタリアを拠点とする建築設計事務所のMASK Architectsが、太陽光のみで走行するモーターサイクル「SOLARIS®」を発表した。燃料ステーション、電力グリッド、充電ネットワークに依存せず、太陽光で自己充電する仕組みを採用したプロトタイプだ。
MASK Architects創設者のオズヌル・ピナル・チェルとダニロ・ペッタは「デザインは美的表現ではなく技術的発明である」という理念のもと設計した。ヒョウの動きから着想を得た生体模倣デザインを採用し、エネルギーの自律性と生物的な躍動感を融合させている。

車体には格納式の円形ソーラーパネルを搭載し、展開時には太陽光を集めて大容量リチウムシステムに蓄電する。停車時には自己充電を行い、走行時には燃料補給や外部充電が不要だ。

アルミニウム・カーボン複合の軽量フレームに、高トルク電動モーター、回生ブレーキを搭載し、ソーラーエネルギー管理システムによってエネルギーの収集・蓄積・配分を最適化している。ヒョウの身体を模した前傾姿勢のフォルムが、空力性能と構造バランスを高めている。

充電インフラが整備されていない遠隔地、発展途上地域、自然保護区などでの活用を想定したSOLARIS®は、太陽光のみで稼働することでCO₂排出ゼロと騒音削減を実現し、クリーンモビリティの新たなモデルとして提示されている。![]()












