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45分前

現在建設中の「ルーカス・ミュージアム」が、ロサンゼルスのエクスポジション・パークで、2026年9月22日から一般公開を開始する。映画監督ジョージ・ルーカスと実業家のメロディ・ホブソンによって共同設立された同館は、物語起点に“人間の経験”を探求するミュージアムを目指している。

建築を手がけるのは、中国系建築設計事務所MADの代表を務めるマ・ヤンソン。敷地全体は広々とした緑地を含む11エーカーを有し、300,000平方フィート規模の建物には、ギャラリー、ライブラリー、2つのシアター、カフェ、イベントスペースなどを備え、新しい都市型文化拠点として整備する。

同館の常設コレクションには、4万点以上におよぶ、物語性を持つ視覚表現「ナラティブアート」が集められた。35のギャラリーは、それぞれ「愛」「家族」「遊び」「冒険」といった人生のテーマを掲げ、イラストレーション、コミックアート、児童書の挿絵、20〜21世紀の壁画や、SF・ファンタジー的なビジョンを含む作品を展示する予定だ。また、映画のポスターやプロダクション資料、小道具、衣装などで構成されるルーカス・アーカイブスも公開される。

ルーカスは、「物語は神話であり、イラストレーションとして描かれることで、人間は人生の神秘を理解する手がかりを得られる」と語る。一方でホブソンは、「この美術館は“人々のためのアート”。来館者が作品のなかに自らを投影し、人間性を映し出す場になってほしい」とコメントしている。![]()












