空山基、過去最大規模の回顧展「SORAYAMA 光・透明・反射 ―TOKYO―」
2026年3月から東京で開催

空山基 「Untitled」(2022)アクリル絵具、デジタルプリント、キャンバス H197 x W418.2 x D4 cm (三連画)
©Hajime Sorayama. Courtesy of NANZUKA

人体と機械の美を融合させた独自の表現で国内外に評価を得るアーティスト、空山基による過去最大規模の回顧展「SORAYAMA 光・透明・反射 ―TOKYO―」が、2026年3月14日(土)から5月31日(日)まで東京・京橋のCREATIVE MUSEUM TOKYOにて開催される。

空山基 「Untitled」(2023)アクリル絵具、デジタルプリント、キャンバス H197 x W139.4 × D4 cm
©Hajime Sorayama. Courtesy of NANZUKA

代表作「セクシーロボット」をはじめ、身体表現やテクノロジー、未来の横断する作品で既存の価値観に揺さぶりをかけ、芸術と商業の境界を越えた活動でも知られる。

空山基 「Untitled」(2023)アクリル絵具、デジタルプリント、キャンバス H 278.8 cm × W 394 cm(四連画)
©Hajime Sorayama. Courtesy of NANZUKA

本展では、1978年にウィスキー広告のために描かれた初期のロボット作品から、AIBOの原画、エアロスミスのアルバムジャケット、最新の彫刻・映像作品まで、空山の50年にわたる表現の軌跡を総覧する。

空山基 「Untitled」(1999)アクリル絵具、イラストレーションボード H51.5 x W36.4 cm ©Hajime Sorayama. Courtesy of NANZUKA

空山が一貫して探求してきたのは「光・透明・反射」というテーマだ。「光を表現するためには空気を描く必要がある」「空気を描くには透明を表現する必要がある」「反射表現を如何にして征服するのかが鍵を握る」と空山自身が語るように、絵具という限られた素材で光を描く挑戦を重ねてきた。

空山基 「Untitled」(1978)アクリル絵具、イラストレーションボード H 51.5 x W 72.8 cm
©Hajime Sorayama. Courtesy of NANZUKA

会場では、水槽型の「Aquarium」、鏡面反射で無限空間を生み出す《Space Traveler》、ソニーの触覚技術を用いた《TREX》の没入型映像など、複数のセクションで空山の多面的な創造性を体験できる。初期作品からブランド協業を集めた「Pink Tea Room」「Archive Room」では、商業と芸術を横断してきた活動の全貌も俯瞰できる。End

空山基 「Space Traveler」(2025)ABS樹脂、合金、ステンレススチール、ミラー、木材、LEDライト H90cm x W32cm x D47cm (本体) ミラーボックスサイズ:可変
©Hajime Sorayama. Courtesy of NANZUKA

SORAYAMA 光・透明・反射 ―TOKYO―

会期
期間:2026年3月14日(土)~5月31日(日) 10:00-18:00
※金土および祝前日、GW4/28(火)〜5/6(水)および5/31(日) 10:00-20:00
※最終入場は閉館30分前
会場
CREATIVE MUSEUM TOKYO
(東京都中央区京橋1丁目7番1号 TODA BUILDING 6階)
チケット料金
一般2,500円/学生(大学)1,800円/学生(高校)1,500円/子ども(中学生以下)1,000円
詳細
https://sorayama2026.jp