ファッションブランド「メゾン・マルジェラ」の創設者でファッションデザイナーのマルタン・マルジェラは、2009年に自身のブランドを去った後も公の場に姿を見せることはほとんどなく、その活動は謎に包まれているという。

そんなマルジェラの仕事に迫ったドキュメンタリー映画「マルジェラが語る“マルタン・マルジェラ”（原題：Martin Margiela: In His Own Words）」が、2021年9月17日（金）より全国公開されることになった。

ドリス・ヴァン・ノッテンのドキュメンタリーも発表しているドイツの映画監督 ライナー・ホルツェマーが手がけるこの作品では、マルジェラの協力を得て、ファッションデザイナーとしてのキャリアに迫る。

メゾン・マルタン・マルジェラ設立の経緯や、以降20年間にわたり41もの挑発的なコレクションを発表した後、公に発表もなくファッション業界から姿を消したことまで、彼自身の言葉で語られているという。

「ファッション界のバンクシー」ともされるマルジェラの実像をホルツェマー監督が果敢にも引き出した、注目のドキュメンタリー映画となっている。