ドバイ万博 日本館が新しい空間体験を提供
日本の出会いの歴史を体感するインスタレーション

▲古事記をモチーフに古来からの日本の自然観を巨大スクリーンで表現した(2020年ドバイ国際博覧会日本館 提供)

UAEのドバイでは、ドバイ国際博覧会「EXPO2020」が2021年10月1日(金)に開幕した。「コネクティング・マインド、クリエイティング・ザ・フューチャー(心をつなぎ、未来を創る)」をメインテーマに、2022年3月31日(木)までさまざまなプログラムを展開する。

▲サステナビリティ・パビリオン

▲アル・ワスル・プラザ

日本館のテーマは「Where ideas meet(アイディアの出会い)」。日本は古くから出会いを大切にし、外から知恵や文化を吸収することで新しいものを生み出し、独自の価値へと昇華させてきた。

未来に向けて、地球的な視野で「アイディアの出会い」を生む結節点となり、それらを融合させることで、より良い世界へ向けたアクションを生み出していく、というビジョンを掲げている。

そして、これらを体現するものとして、クリエイティブディレクターの落合正夫(montage Inc.)が、極微細ミストと位置情報即位の先端技術を組み合わせながら、古代から現代までの「出会い」という視点から日本の歴史を紐解く体験型インスタレーションを手がけた。

▲岩戸隠れをモチーフにしたシーン

館内は「Scene1」から「Scene6」までに分かれており、来場者はさまざまな「出会い」によって形成された日本の文化を体験。「Scene1」では、ドラえもんやワンピースなど世界的に人気のあるアニメ・漫画から、歌舞伎や能面、JAXAの国際宇宙ステーション「きぼう」まで、日本のさまざまなコンテンツが映像で次々に展開されていく。

また、来場者の回遊を促す体験設計にすることで、屋内位置姿勢推定技術により来場者の行動をデータ化し、興味関心を抽出してビジュアライズする、インタラクティブな演出を行っている。

これにより、来場者の立ち位置によって映像の見え方や音の聞こえ方が変わり、ひとりひとり違った体験ができる。

「Scene1」から「Scene4」までの来場者の行動は「Scene5」で可視化される。アートディレクター・井口皓太および1→10, Inc.とともに作り上げたクライマックスでは、互いの多様性を認めあったうえでミストによってひとつに溶け合う演出がなされている。End

ドバイ国際博覧会「EXPO2020」

会期
2021年10月1日(金)~2022年3月31日(木)
開催地
UAE(アラブ首長国連邦)ドバイ
詳細
https://www.expo2020dubai.com/en