デザイナーのノートやスケッチブックを、AXIS誌面で、しかも連載で紹介できれば、すごく面白いのでは?　読者はそれらからデザイナーの思考を辿ったり、いろんなインスピレーションを得ることができるのではないか……。

こういう企画は昔から誰でも考えることで、実際スケッチブックを何度か誌面で紹介したことはあるものの、どうしてもコンフィデンシャルな事柄が多いため、なかなか実現しませんでした。

10月16日（金）から11月４日（金）まで、表参道のMoMAデザインストアで開催中のモレスキン「Detour」展は、そんなわれわれの思いを実現した展覧会です。

2006年に始まったこのプロジェクトは、これまでにロンドン、ニューヨーク、パリ、ベルリン、イスタンブールで開催され、第一線で活躍するクリエイターたちがスケッチや思いを記したモレスキンのノートブックが展示されてきました。

デザインに限らず、いかなるクリエイティブにおいても、紙に向かって手で書くことで、いろいろなものがつながって、ユニークなアイデアが浮かび上がってくる、見えてなかったものが見えてくる……。そんなことを実感できる展覧会です。

会場では実際にノートブックに触って、ページをめくって、見ることができます。