AXISモバイル・トークセッション 2レポート その2
「ほしいもに刺激された夜」

AXIS モバイル・トークセッション2「佐藤 卓と『ほしいも学校』で、干し芋を食べながらアイデアを考える会」のレポート2回目です。前回お伝えしたとおり、佐藤 卓さんに、「ほしいも学校」についてお話いただいた後、さあ試食へ。

上の写真でモデルになっているのは、佐藤さんの事務所からこの日のためにお送りいただいた”まぼろしの干し芋”。この呼び方が正しいかどうかはわかりませんが、「茨城で昔ながらの製法でつくられた、とてもおいしい干し芋」です。50年近く干し芋づくりに携わっている農家の方が試行錯誤してつくり上げた傑作。1つ1つを機械に頼らずつくっているため、生産量が限られているというだけあって、ほんとにおいしかったです。いきなり干し芋の奥の深さに触れました。

そして試食冒頭にはうれしいハプニングが。参加いただいたサイプロダクトの齋藤義幸さん(下の写真中央)が、ご自身の干し芋料理をご持参下さいました。

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齋藤さんの料理はこちらの4品。

「芋焼酎ベースの梅酒(茨城産)に黒砂糖、塩少々、刻んだ生姜を入れて煮詰めたものに、干し芋を入れて少し煮たもの」

▲「芋焼酎ベースの梅酒(茨城産)に黒砂糖、塩少々、刻んだ生姜を入れて煮詰めたものに、干し芋を入れて少し煮たもの」

「干し芋にほしぶどうをからめてねかせたもの」

▲「干し芋にほしぶどうをからめてねかせたもの」

「干し芋を少し焙ってから、少し粒の細かい塩をまぶしたものに市販の生姜を甘くしたものをトッピング」

▲「干し芋を少し焙ってから、少し粒の細かい塩をまぶしたものに市販の生姜を甘くしたものをトッピング」

「リキュールベースの梅酒に黒砂糖、塩少々を入れてアルコールを飛すように煮たものに、干し芋とほしぶどうをからめたもの」

▲「リキュールベースの梅酒に黒砂糖、塩少々を入れてアルコールを飛すように煮たものに、干し芋とほしぶどうをからめたもの」

いきなり「干し芋でそこまでやるのか〜!?」という新鮮な驚きとともに、会場はいきなりヒートアップ、「こんなレシピができるはず」と皆さんの発想が飛び始めました。料理はまさにクリエイティブだと実感。齋藤さんほんとうにありがとうございました。どれも食べやすくておしいかったです。

そしてこんなものも。「干し芋焼酎 典々」(鳥取県倉吉市 小川合名会社)。「芋は干すことによって天日の力で甘くおいしくなります。『典々』はその干し芋でつくられた新しい芋焼酎です」(醸造元)。「干し芋焼酎? 聞いたことないぞ」と言いながら、干し芋の奥深さに打たれる人々。
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干し芋に触発されたのか、皆さんエンジン全開で、ひたちなか産ほしいもの試食へとなだれ込むのですが、この続きはまた後ほど。
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