「メゾン・エ・オブジェ」が、パリでスタート。
会期は9月7日までです。

9月3日より7日まで、パリ近郊のノール見本市会場で恒例の「メゾン・エ・オブジェ」が開催されています。1月に次いで、今年2度目となる9月展ですが、新たに完成した新ホール(Hall-7)のオープンや、ムーブル・パリが初めて同会場で実施されるなど、話題も少なくありません。

▲新設の「Hall-7」。デザイン性の高い家具や雑貨が集う展示「Now!」などは、ここで開催されています。

8つのホールからなる各インテリアセクターの展示は、時間があればくまなく見て回ることをお薦めします。華やかで、魅力的なディスプレイの数々、“生活を彩る”という名の下に考案された家具や雑貨、アクセサリー類など、最新のトレンドだけでなく、歴史が磨き上げてきた既知の文化の魅力を発見する場としても楽しめます。

▲巨大な象が迎えてくれる会場内の飲食ブース。5日間だけの設営がもったいない。

フランス人がよく持ち出す言葉に「Art d’virvre(アール・ド・ヴィーヴル)」というものがありますが、「メゾン・エ・オブジェ」の会場に足を踏み入れるたびに、生活を大いに楽しむことこそが、精神的な豊かさの獲得や、質の高い創造につながっていくのだと、実感させられます。

▲大規模な出展を行った「VIA(フランス創作家具振興会」の展示は、「Hall-5」です。

▲最近、このような光景をよく見るようになりました。3Dテレビの展示は、フィリップスのブースで。

▲昨年末にソウルを訪れた際、取材をしたふたりのデザイナーと会場でバッタリ。「リーフイット」という商品が日本でも人気のナム・サンウさん(左)とオリジナルブランドの「ニールフィッシュ」を展開するワン・チュンホさん。韓国や台湾を筆頭に、アジア諸国からの出展が増えているようです。