今年で3回目の開催となる
「LIVING & DESIGN」のエントリーミーティングが行われました。

9月14日(水)から17日(土)までの4日間にわたり、今年もインテックス大阪を会場に「LIVING & DESIGN すまいのリノベーション TOTAL INTERIOR」が開催されます。過去2度の開催で出展者の8割り近くが「その後、商談につながった」と実ビジネスへの効果を口にする同見本市。商品単体ではなく、「新たな住空間への提案」というテーマにそって展開される趣向を凝らした会場構成も、「ビジネスにつながる見本市」という評価を後押しする大きな要因となっています。

▲昨年の出展アンケートでは、出展成果について「満足・まあ満足」とする回答が全体の8割、今後のビジネスにつながる見込みについては「ある」と答えた層は9割に上りました。

出展を検討・希望するメーカーやプレスを対象に、主催者側が今年の企画内容やプログラムについて説明を行った今回のエントリーミーティング。昨年の結果報告に続いて紹介された今年の展示会場イメージでは、従来と大きく異なる方針が発表されました。その構成内容とは、テーマごとにコンセプトにそった展示を行うというものです。12,000m2におよぶ展示空間を、A~Fの6つにゾーニングし、各ゾーンにエネルギー(整える・環境)、センシビリティ(感じる・感覚)、クリエイション(創る・創造)などといったテーマを当てはめます。


▲6つのテーマごとに会場を区分けし、中央にはカフェなどの商談スペースや企画展示コーナーを設置。各ゾーン内は、動線となる回廊に沿ってブースが配され、来場者が見落とすことのないような工夫が施されます。

住宅・リフォーム関連から、家具、照明、テキスタイル、設備機器など多彩な分野が集うなか、暮らしに対する生活者の感性をより刺激したいという思いが、こうしたプランにつながっているのでしょう。「出展メーカーの意向を汲み取り、各ゾーンごとにテーマを訴求できる展示演出を一緒に考えたい」と主催者は言います。6つのブースがどのようなデザインになるのか、総合プロデュースを担う喜多俊之氏やクリエイティブディレクターとして会場デザインを手がける間宮吉彦氏、コーディネイト役を務める川上玲子氏らの采配振りが、今から楽しみです。

▲エントリーミーティングには、コーディネイターとして初回からLIVING & DESIGNの企画に関わるインテリア&テキスタイルデザイナーの川上玲子氏も参加。「ちょっとした工夫が生活の豊かさを演出することにつながります。そのことをLIVING & DESIGNを通じて多くの人に感じてもらえれば。小さな子供にもぜひ来てほしい」と豊富を述べました。

世界的クリエイターを招聘し、連日繰り広げられる講演会やセミナーも、関心の高いプログラムです。その人選については調整中ということで、この日は具体的な名前が挙がることはありませんでしたが、「初回の安藤忠雄さんやアントニオ・チッテリオさん、前回の隈 研吾さんに匹敵する世界的に著名なクリエイターと交渉中」とのこと。どんなビッグネームが飛び出すか、こちらも期待したいところです。

「LIVING & DESIGN」の開催に合わせて行われる関連イベントについても説明がありました。前回に引き続き、大阪市内のインテリアショップなどを中心に展開される「LIVING & DESIGN サテライト」が同時開催となるほか、御堂筋沿いのファッション、インテリアショップを中心に展開される「御堂筋デザインストリート」というイベントも同時期に初めて行われます。加えて、「デザイン/都市」をテーマにトークイベント中心のアクテビティとして注目を集める「DESIGNEAST」も17日から始まる予定です。9月の大阪はまさに、街全体がインテリアやデザインに溢れることになりそうです。話題に満ちたプログラムが続々と展開されるなか、そのコアとして今年の「LIVING & DESIGN」にはこれまで以上の提案力、発信力に期待をしたいと思います。「LIVING & DESIGN」の出展に関するお問い合わせは、こちらまで。

LIVING & DESIGN すまいのリノベーション TOTAL INTERIOR
会期:2011年9月14日(水)~9月17日(土)※会期中無休
時間:10:00~18:00(一般公開日にあたる最終日のみ17:00まで)
会場国際見本市会場 インテックス大阪(大阪市住之江区南港北1-5-102)
主催社団法人 大阪国際見本市委員会
入場料:1,000円(招待状持参者、事前登録者は無料)
URL:http://www.living-and-design.com