イタリア・トスカーナ産 植物タンニンなめし革の展示・セミナー
東京・南青山のスパライルホールにて開催

イタリア貿易振興会とイタリア植物タンニンなめし革協会が主催する、「トスカーナ産植物タンニンなめし革」のインスタレーション(展示)とセミナーが、11月17日(木)に東京・南青山のスパライルホールで開かれます。

鞣し(なめし)とは、動物の皮が硬くなったり腐敗するのを防ぐための工程で、かつては植物から取れるタンニン(渋)を用いていたそうです。しかし、約30工程にも及ぶ手間と時間がかかるため、現在は化学薬品を用いた鞣しが主流になっています。

フィレンツェからピサにいたるトスカーナ州は、植物タンニンなめし革のイタリア唯一の産地で、ここに集う24のタンナー(革なめし工場、なめし職人のこと)が1994年に協会を設立。ニューヨークのグッゲンハイム美術館、パリのポンビドーセンター、ロンドンの自然史博物館といった各地で、プロモーションを展開しています。

オークやモミの樹皮、栗の木、ウルシの葉などのタンニンを用いたトスカーナ産のなめし革は、堅牢で、吸湿性に富み、使うほどに艶や深みが増すなどの特徴を備えており、一目見ればその違いは明らかと言われるほどです。その魅力については、昨年行われたワークショップのレポートをご覧ください。

今回、11月17日(木)11時〜20時に、広告界で著名なオリビエロ・トスカーニの監修による「植物タンニンなめし革」を使ったインスタレーション展示が入場無料で見られます。また、セミナー「クオリティの概念に対しての新たなアプローチ」も入場無料(要予約)も開催。本場の素材に触れる貴重なこの機会をお見逃しなく。イタリア貿易振興会のサイト(http://www.ice-tokyo.or.jp/)からお申し込みください。

トスカーナ産植物タンニンなめし革イベント
Pelle + Creatività =
ペッレ・ピュー・クレアティヴィタ・ウグアーレ(革 + 創造性=)

1)オリビエロ・トスカーニ監修によるインスタレーション(展示)
11月17日(木) 11:00〜20:00 (入場無料)
会場:スパイラルガーデン(東京都港区南青山5-6-23 スパイラル1F)

2)セミナー「クオリティの概念に対しての新たなアプローチ」
11月17日(木) 16:30〜(入場無料・要予約)
会場:スパイラルホール(東京都港区南青山5-6-23 スパイラル3F)

16:00〜 受付開始
16:30〜 セミナー開始
開会あいさつ イタリア貿易振興会東京事務所所長 フェデリコ・バルマス
16:45〜 クオリティの概念に対しての新たなアプローチ
講師 イタリア植物タンニンなめし革協会会長 シモーネ・レミ
17:00〜 “トスカーナ産植物タンニンなめし革” 商標使用のための技術規則
講師 イタリア植物タンニンなめし革協会副会長 レオナルド・ヴォルピ
17:30〜 オリビエロ・トスカーニは語る
18:00〜 プレス発表会
18:30〜 カクテルパーティ (Spiral Caféスパイラルカフェ 1F)

お問い合わせ、セミナー申し込み先:
イタリア貿易振興会 東京事務所
Tel :03-3475-1401
Fax :03-3475-1440
E-Mail: tokyo@ice.it