21世紀型マテリアルライブラリー
「モノ:ファクトリー」が前橋にオープン

しつこいようですが、ナカダイの前橋工場を、21世紀型モノづくりの拠点「モノ:ファクトリー」としてリニューアルオープンします。ぜひたくさんの方々に来ていただきたいと思っています。前橋は赤城山のふもとに位置し、空っ風で有名です。雪はあまり降りませんが、風は強く、前橋市民は赤城山に向かって自転車をこぐことができず、通勤・通学を断念することもしばしば。今回のタイトル「雷(らい)と空っ風(からっかぜ)、義理人情」というのは、群馬が誇る「上毛かるた」の読み札の1つ。群馬の良さをアピールしようとつくられたかるたです。自慢できるか疑問の残るものもありますが、雷は漫画かと思うくらいすごい勢いで、本当に自慢できます。義理人情は別ですが……。

モノ:ファクトリーからは赤城山がよく見えます。裏は川なので遮るものがありません。川の冷たさとともに北風が工場を極寒に陥れます。気温5度を下回った日に空っ風が吹くと、鼻と耳の存在を確認することが難しいほど。私としては、そんな寒さも味わってほしいのですが、都会の方々には少々酷なので、エアコン工事を始めました。エアコンのきいた屋内で、みなさんに気持ち良くマテリアル漁りとモノづくり、壊す、叩くを体験していただきたいので、室内も整理しました。そこには、前回紹介した自作の棚が並びます。たくさんのマテリアルが一堂に集まるマテリアルライブラリーです。

マテリアルライブラリーをつくるために整理したモノはコンテナの中に入れます。今までは3本のコンテナを使用していましたが、さらに1本追加。工具類の行き場がなくなったので、工具入れとして購入しました。ちなみに、コンテナは30万円ほどです。

そして、上に乗っているコンテナをよく見ていただくと「J-wave」の文字。以前、協賛したJ-waveの放送ブースを使用後引き取りました。コンテナ4本並べてその端にJ-waveコンテナを乗せると上はかなり広い。ということでカフェをつくろうと思います。もちろん、危険なので手すりをつけて。カフェの名前は募集します。

こんなモノ:ファクトリーを味わってもらおうと、ツアーを企画しました。誤解のないように、最初に言っておきますが有料です。いつでも来てくださいと言われても、個人で来るのはちょっとという声も多く……。3月20日の春分の日に、池袋発、モノ:ファクトリー1日体験ツアー。モノづくりのイベント、Make: Japanを主催する株式会社オライリージャパンと共催です。さすがに工場内は危険がいっぱいなので、ナカダイの社員が寄り添い、親切丁寧にご案内します。

さらに、どうしても都合の悪い方、いきなり前橋と言われてもという方、ナカダイが味わえるセミナーを開催します。こちらは、2月15日(水)の夕方、新丸の内ビルです。マテリアルも持ちこみ、熱く語ります。ぜひお立ち寄りください。

宣伝ばかりのようですが、今年はたくさんの場所でモノ:ファクトリーが体験できます。たくさんの場所でたくさんの方に会い、たくさんの方に体験していただくことが、今年の目標です。ぜひこまめにチェックしてください。近くで体験できる場所が必ずありますので!(文/中台澄之)

この連載は株式会社ナカダイ前橋支店支店長・中台澄之さんに産業廃棄物に関するさまざまな話題を提供していただきます。