鈴木康広氏、ゲストに中邑賢龍教授を招いての第45回AXISフォーラム
参加者を募集します。

本誌162号の表紙を飾ったアーティスト、鈴木康広氏をお迎えし、またゲストに東京大学 先端科学技術研究センター 中邑賢龍教授をお招きして、4月12日(金)にAXISフォーラムを開催します。テーマは「凹デザイン(ボコデザイン)の活動ーー気づきをデザインすること」。

「凹デザイン塾」とは、鈴木氏の在籍する、バリアフリーをテーマに掲げる東京大学 先端科学技術研究センター 中邑賢龍研究室で、2012年6月から10月に開かれたもの。10数社のインハウスデザイナーが参加し、「不完全さをデザインする」をキーワードに、人とものが一体となって完成するデザインのあり方を探求しました。

今回のAXISフォーラムでは、本誌カバーインタビューで語りきれなかった「凹デザイン」について、主宰の中邑教授もお招きし、その成果と感想を踏まえながら考えを語っていただきます。

また、鈴木氏には、日ごろの活動の根底にある「気づき」や「スケッチをすること」にも言及いただくことで、凹デザインとのつながりを明らかにしてもらう予定です。


参加ご希望の方は、下記の要領でお申し込みください。


日 時 4月12日(金)19:00〜20:30
    開場18時30分 終了後、懇親会あり

会 場 AXISギャラリー
    東京都港区六本木5-17-1 アクシスビル4F

参加費 1,000円(税込)

定 員 100名(先着順)

お申し込み方法
メールタイトルに、「AXISフォーラム 鈴木康広講演会申し込み」と明記のうえ、氏名・フリガナ、職業、電話番号、メールアドレス、鈴木氏・中邑氏への質問とともにforum@axisinc.co.jpまで。

*本情報は、AXIS主催のイベントおよびアクシスギャラリーイベントのご案内以外には使用いたしません。


▲ Photo by Yoshiaki Tsutsui

鈴木康広/1979年静岡県浜松市生まれ。2001年東京造形大学デザイン学科卒。同年NHK「デジタル・スタジアム」で発表した回転式遊具グローブ・ジャングルを利用した映像作品「遊具の透視法」で年間最優秀賞を受賞。02年「椅子の反映」(01年)でフィリップモリスアートアワード大賞を受賞。「まばたきの葉」(03年)、「ファスナーの船」(10年)と次々の話題作を発表する一方、原 研哉ディレクション「SENSEWARE」をはじめとするデザイン展にも参加。共著に『Digital Public Art in Haneda Airport 空気の港 テクノロジー×空気で感じる新しい世界』(美術出版社)、作品集に 『まばたきとはばたき』(青幻舎)がある。現在、東京大学先端科学技術研究センター中邑賢龍研究室特任助教。

▲ Photo by Makoto Mizota

中邑賢龍/1987年香川大学 教育学部助教授、92年カンザス大学・ウィスコンシン大学客員研究員、95年ダンディ大学客員研究員、2005年東京大学 先端科学技術研究センター特任教授、08年より東京大学 先端科学技術研究センター 人間支援工学分野 教授。心理学・工学・教育学・リハビリテーション学だけでなく、デザインや芸術などの研究者も参加し、学際的、社会活動型アプローチによりバリアフリー社会の実現を目指している。著書に『発達障害の子どもの「ユニークさ」を伸ばすテクノロジー』(中央法規出版)、共著に『バリアフリー・コンフリクト: 争われる身体と共生のゆくえ』(東京大学出版会)などがある。