「テクノロジー × デザイン」
solidThinking Converge 2017が開催

2017年11月22日(水)、ザ・ガーデンルーム(恵比寿ガーデンプレイス内)にてsolidThinking Converge 2017が開催される。

solidThinking Convergeは、第一線で活躍するデザイナーのノウハウ、工学ソフトウェアの取り入れ方などの講演を通して、デザインにテクノロジーをプラスするためのヒントや手法を得るセミナーだ。今回は盛りだくさんの内容で開催される本セミナーの概要を本記事で紹介していく。

基調講演

Converge基調講演では、昨年リオオリンピック公式卓球台をデザインして世界的脚光を浴びた澄川伸一氏が登壇。

早くから3Dプリンタを取り入れたコンピュテーションデザインを実現されている同氏が、テクノロジーをデザインにもたらす手法や人間工学的な曲面設計について語る。

基調講演の第2部では、エリカやハグビーなどのアンドロイドの開発で著名な石黒 浩氏が登壇する。アンドロイドをデザインするときに何を考えるのか、形の決め方にはどのようなロジックがあるのか、プロダクトデザインの観点で語る。

▲写真:大阪大学石黒研究室

ユーザーセッション

ユーザーセッションではトポロジー最適化ツールInspireを使用した2例を紹介。

▲トポロジーを最適化するテクノロジーを活用しハンドバイクのフレームをリデザイン

1件目は、ハンドバイクのリデザインプロジェクト。メインフレームにトポロジー最適化を適用し、従来のフレームよりも格段に高い剛性をもちつつ、溶接箇所が少なく製造工程を簡素化できる設計を実現した。完成したハンドバイクは本セミナーで初披露となる予定だ。

▲新しいフレームの完成イメージ

2件目はパラリンピック眞田卓選手の義足のカスタマイズプロジェクトを例に、3Dプリンティングを実用化するためのメーカーの選択方法、印刷方法のノウハウ等を紹介していく。

▲義足の足部とカバーが一体となったカスタムパーツを3Dプリントする

上記のプログラム以外にネットワーキングのための懇親会も予定されており、エンジニアリングソフトウェア、3Dプリンタ等のテクノロジーを活かす現代のデザイナー必見のセミナーだ。分野、企業/個人を問わず、デザイン・設計に関わる多くの人々の参加が期待される。

申し込み、詳細は下記の通り。

タイムテーブル

12:00- 受付

13:00-13:10 挨拶 Opening
13:10-14:10 基調講演 | 澄川伸一氏
14:10-14:40 ユーザー講演1 | 柴田映司氏
 
15:00-16:00 基調講演 | 石黒 浩氏
16:00-16:20 スポンサー講演 | Microsoft
16:20-16:30 Inspire Unlimited | Altair
 
16:45-17:15 ユーザー講演2 | アレクサンダー デヴォア氏
17:15-18:00 3Dミライデザイン – 学生が使う3DCAD
18:00-19:00 懇親会 Networking Party

solidThinking Converge 2017概要

日時
2017年11月22日(水) 13:00-18:30
会場
恵比寿ガーデンルーム(東京都渋谷区恵比寿4-20)
JR山手線「恵比寿駅」東口 徒歩5分
東京メトロ 日比谷線「恵比寿駅」1番出口 徒歩7分
参加アーティスト
澄川伸一、石黒 浩、柴田映司、
(株)3D Printing Corporation(敬称略)
対象
設計エンジニア、デザイナー、建築家等ものづくりに携わる方、パートナー企業、報道関係者
主催
アルテアエンジニアリング株式会社
参加費
無料(事前登録制)
登録
http://event.converge2017.com/japan