ヴィトラの世界巡回展が東京にやってくる
「The Original Comes from Vitra」

▲Bildausschnitt des Leporellos

1950年の創業以来さまざまなデザイナーと協働し、日々の暮らしの中の家庭用家具、オフィス家具、店舗用什器まで幅広い製品を開発してきたヴィトラ社。そんなヴィトラでは、協働するデザイナーのことを”authors”-「著者」と呼んでいる。製品の開発は、全て「オリジナル=本物」であることに拘るため、それぞれの”デザイナー”とともに考え、開発の時間、専門知識、職人技を尽くす過程を非常に重視している。

そんな、家具メーカーとして「オリジナルとは何か」を問いかける、ヴィトラの壮大なプロジェクトとして、「The Original Comes from Vitra」が、今年、世界中を巡回。日本で最初の展覧会が新宿、リビングデザインセンターOZONEにて開催される。

▲ドイツ・ケルンで行われた展示の様子 photo by David Lemanski

当展は、世界中のヴィトラ取扱店を巡回する国際的なインスタレーションとして、製品だけでなく、製品にこめられた想いやストーリーを伝える試みとなっている。ストーリーや歴史を伝えるパネルがセットになった木製のブースが用意され、それぞれのブースを回りながら製品が生まれるきっかけになった背景や物語、図面、スケッチ、プロトタイプの写真など、ひとつひとつの製品を多角的に知り、楽しみながら理解を深めることができる仕掛けだ。

誕生50周年を迎えたパントンチェア、数々の名作家具を残したジャン・プルーヴェによるスタンダードチェアとシテ、チャールズ&レイ・イームズによるイームズエレファント、80周年を迎えるスイスの国民的な椅子、ランディチェアなどが展示される見込みだ。

▲イタリア・ボローニャで行われた展示の様子 photo by Tiziano Sartorio

また、ザ・コンランショップ カフェ新宿店の家具がヴィトラの名作椅子に変わる期間限定のコラボレーション企画や、ジャン・プルーヴェのスタンダートチェアとEMテーブルの限定仕様の販売など連動企画の開催も予定されている。End

The Original Comes from Vitra

会期
2018年4月26日(木)–5月29日(火)
時間:10:30–19:00 水曜定休
会場
リビングデザインセンターOZONE (3F ウェルカムプラザ)
詳細
https://www.ozone.co.jp/event_seminar/event/detail/501