建築家集団・MVRDVによるオランダの新地区「ハイドパーク」
最新の基本計画案が発表

オランダ・ロッテルダムを拠点とする建築家集団・MVRDV(エムブイアールディーブイ)は、同国北ホラント州のハーレマーメール(Haarlemmermeer)基礎自治体に建設予定の新地区「ハイドパーク(Hyde Park)」の都市計画が承認されたことを発表した。

同地区は、ホーフトドルプ(Hoofddorp)駅に近く、スキポール空港から電車で4分、アムステルダムのオフィス街ザイダス(Zuidas)から12分の距離にあり、時代遅れのオフィスがならぶアムステルダムの西側400,000m²が、魅力的な地区に生まれ変わる。

防音した屋内庭園のある質の高い建物をつくることで、日当たりがよく新しい緑豊かな都市地区が出来あがる。ハイドパークに向けたMVRDVのビジョンの鍵となるのは建物に施された「切れ込み」で、これにより最大限の日光と公園の眺めを居住者は手に入れることができる。

「ハイドパークは、人に会ったり滞在したくなるような魅力的な場所となり、また街の中心へと人々を迎え入れるエントランスとなります。建物は、ポルダー(干拓地)にある岩場のように遠くからも見えるようになり、公園の緑は、まるで緑化された屋上や中庭を通って広がるかのようです。」と、MVRDVの共同創設者ヴィニー・マース(Winy Maas)は述べている。

ハイドパークによって、ホーフトドルプがアムステルダム首都圏内の次の中心地になるのか。当プロジェクトにおけるチャレンジはまだ始まったばかりだ。End