オランダのフットボールクラブ フェイエノールトの本拠地
Feyenoord Stadiumの改装を建築事務所 OMAが担当

建築設計事務所 OMAのDavid Gianottenは、オランダのプロ・フットボールクラブ フェイエノールトが本拠地とするFeyenoord Stadiumの改装について、基本設計を公開した。新しいスタジアムの座席数は63,000席で、オランダ最大のサッカースタジアムになるという。

新スタジアムのデザインは、「桶」を意味する現スタジアム「De Kuip(デ・カイプ)」のDNAを体現するものだ。きれいなボウル型で、連続したカーブからなる段はピッチを間近に感じることができる。

スタジアムは多目的で、試合のない日にはコンサートや会議などの大規模なイベントが開催可能。造園を担当するLOLA Landscape Architectsと共同で設計したスタジアム周辺のメインのコンコースには、スタジアムとマース川とロッテルダムのスカイラインがすべて見られるユニークな公共スペースを提供。

設計案は、近年のオランダでの建設費増加や、フェイエノールトの最適な経営状況に十分配慮して、予算内に収まるものとした。

新スタジアムは、「Feyenoord City」と呼ばれるロッテルダム南部の大規模な都市計画の一環で、OMAは、フェイエノールト・フットボールクラブ、フェイエノールト・スタジアム、Feyenoord Cityプロジェクトチーム、ロッテルダム当局と共同で、過去2年半にわたり開発を行ってきた。同事務所は設計案の正式な承認ののち、2023年のオープンを目指している。End