世界最速に挑み続ける1948年生まれのカーレーサー
ダニー・トンプソンがピストン車での世界最高速度記録を更新

▲ダニー・トンプソン

世界最速に挑み続けるカーレーサーのダニー・トンプソン(Danny Thompson)は、アメリカ・ユタ州のボンネビル(Bonneville)で開催された世界最速を競うレースイベント「スピードウィーク(Speed Week)2018」にて、ピストン車での世界最高速度記録を更新した。

▲チャレンジャー2

まず、2018年8月11日(土)には時速446.605マイル(718.741km/h)を記録。翌8月12日(日)の「リターン・ラン(Return run)」では時速450.909マイル(725.668km/h)をたたき出して、往復平均時速448.757マイル(722.204km/h)という世界最高速度記録を達成した。同大会では、一定の距離を一方向に走り、そののち同じコースを引き返す「リターン・ラン」を行い、この2回の走行の平均で記録が認定される。

今年70歳になるダニー・トンプソンが操縦したのは、彼の父でレーサーだったミッキー・トンプソンが50年前に設計した「チャレンジャー2」。家族やチームの支えもあり、彼の8年間の苦労が実った形だ。End