ミース・ファン・デル・ローエがデザインした名作椅子「S 533」
バウハウス100周年を記念してトーネットから限定モデルが登場

ドイツの家具メーカー・Thonet(トーネット)は、バウハウスが2019年に創設100周年を迎えるのを機に、建築家ルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエ(Ludwig Mies van der Rohe)の有名なカンチレバーチェア「S 533」の記念モデル「S 533 F」を発表した。

これは、ハンブルクを拠点にするデザインデュオ「Besau Marguerre」が手掛けたもので、アームレスト付きのS 533 Fの2つの新バージョンを揃えた。

ひとつは、光沢のあるパールカラーのクロムのフレームにアンスラサイト・レザーで仕上げたバージョン、もうひとつは、淡いローズカラーのレザーを使ったシャンパンクロームのフレームのバージョンである。

「S 533の特徴として、意図的に抑えた素材使い、ラインの優雅さ、透明性があるので、私たちはミース・ファン・デル・ローエのモットーである「less is more(より少ないことは、より豊かである)」を念頭に、客観性と柔らかさの間のコントラストを確立しようとしました」とEva Marguerreは、彼女とMarcel Besauのアプローチを説明している。

グレイカラーとローズカラー、ともに100脚限定で2018年9月から販売開始とのことだが、日本での発売は未発表である。End