ブリヂストン美術館から「アーティゾン美術館」へ。
館名新たに2020年オープン。

公益財団法人石橋財団(理事長 兼 ブリヂストン美術館館長 石橋 寛)は、2019年7月よりブリヂストン美術館の館名を変更する。新館名は「アーティゾン美術館」(ARTIZON MUSEUM)。「ART」と「HORIZON(地平)」を組み合わせた造語で、「創造の体験」をコンセプトに、美術品の鑑賞のみならず新たな創造を支える場の提供を目指す。開館は2020年1月を予定。

最新の設備を揃え、展示分野の拡大へ

アーティゾン美術館では、これまでの印象派を中心とするコレクションから、古美術、日本近代洋画、20世紀美術、現代美術にまで大きく視野を拡げる。

当美術館は23階建て高層ビル「ミュージアムタワー京橋」(2019年7月竣工予定)の1~6階部に展開。展示室は4~6階の3フロアとなり、旧美術館の約2倍の面積に拡張することで大規模な企画展(特別展)とコレクション展の同時開催が可能となる。また、現代美術に対応できるよう天井高は約4.2メートル、ワンフロアの展示面積は約700㎡となるほか、最新の設備や空調設備、古美術室が設置される。

▲6階展示室(イメージ)

▲新設される古美術展示室(イメージ)

新収蔵作品も携えた開館記念展

開館記念展では、展示室3フロアすべてを使用し、2,800点あまりの石橋財団コレクションの中から選りすぐりの名品約200点が披露される。総展示数の1割以上を、メアリー・カサット《日光浴(浴後)》やアルベルト・ジャコメッティ《矢内原》、ジーノ・セヴェリーニ《トロンボーン奏者(路上演奏者)》などの新収蔵作品が占める予定だ。

また、2020年4月からは第58回ヴェネツィア・ビエンナーレ国際美術展(「Cosmo Eggs: 宇宙の卵」展、キュレーター:服部浩之)の帰国展も予定されている。

▲メアリー・カサット《日光浴(浴後)》1901年 油彩・カンヴァス 74.0×93.0cm 石橋財団ブリヂストン美術館蔵

65年以上にわたる伝統を引き継ぎながら、美術館活動の新たな地平を見渡す取り組みに期待したい。End