ナイキがアメリカのアーティスト トム・サックスとの最新コラボシューズを公開
高強力ポリエチレン繊維を使った「Nike Mars Yard Overshoe」

▲Nike Mars Yard Overshoeを手にするトム・サックス

ナイキは、アメリカのアーティスト、トム・サックス(Tom Sachs)とコラボしたシューズ「Nike Mars Yard Overshoe」を公開した。

このシューズのニックネームは「March Yard(3月の庭)」だと彼は言う。3月は1年で最悪の月で、湿っているので足は3月いっぱい濡れたままだということらしい。

こんな悪天候のときに、前回のコラボ作「Mars Yard 2.0」のパフォーマンスがどうなってしまうのかを考えて作ったものだという。船を曳く綱や帆に使用される防水性の高強力ポリエチレン繊維「Dyneema®」を用いて、内層にあるMars Yard 2.0を包むオーバーシューズにしてしまうデザインだ。

サックスの関心は、アイテムの機能を限界まで推し進めることにある。彼が知りたいのは、なぜ機能するかではなく、どの程度まで機能し続けるかだ。彼の仕事が「摩耗テスター」と呼ばれるゆえんである。

NIKECraft」と呼ばれるサックスとNikeのコラボについて、「NIKECraftは、ナイキだけが作れるものとサックスだけが作れるものの結合を意味しています。それはフィフティフィフティの関係であり、透明性の美学なのです」と彼は語っている。

彼の最新の短編映画「Paradox Bullets」のロンドン初公開を記念して、Nike Mars Yard OvershoeはDover Street Market Londonにて2018年10月11日(木)に限定リリースされた。グローバルリリースは、数ヶ月後に発表される予定だそうだ。End