Henning Larsen Architectsによる
香港のフレンチ・インターナショナルスクール
協同と創造のために開かれた学びの空間

Henning Larsen Architectsは、香港で新しいフレンチ・インターナショナルスクールの設計を手がけた。

Tseung Kwan O地区にある同校は、627枚のカラフルなタイルをファサードに用いており、世界レベルの多文化教育を支える活気に満ちた持続可能な環境を体現している。

「私たちは従来の教室をなくしました。そして、教師とクラスにとってより協同的なオープンスペースとなり、ともに学べるように、教室の境界線を押しのけました」と、デザインディレクターである同事務所香港オフィスのClaude Godefroyは述べている。

小学校のセクションでは、廊下に囲まれた従来の教室は、同じ年齢層の125人の児童が集うヴィラと呼ばれる広々とした間仕切りのないスペースが続く。教師はそれぞれのクラスを互いに広げ、グループ活動を展開するアゴラと呼ばれる中央のスペースを共有することができる。

緑が豊かなのも同校の特徴。Claude Godefroyは「マテリアルの選択から、エネルギーを節約し、日光を確保するパッシブデザインまで、学校は地域の人々と空間を共有するための幅広い持続可能な方法を取ることで、生徒と地元の建築業者のためにサステナブル建築についての学習を促しています」と説明している。End