アーティストユニット・Studio Driftによる600機のドローンを用いた
空飛ぶ彫刻作品「FRANCHISE FREEDOM」の映像が公開

▲Photo Rahi Rezvani

テクノロジーと自然の境界を探究するアーティストユニット・Studio Driftは、制作した映像作品「FRANCHISE FREEDOM(権利の自由)」を公開した。

▲Franchise Freedom at Burning Man 2018 Official Film

これは、アメリカ・ネバダ州のブラックロック砂漠で2018年8月25日(土)から2018年9月2日(日)まで開催された、大規模な野外イベント・BURNING MAN 2018において発表した、空飛ぶ彫刻を撮影したもの。

夜のとばりが下りると、ブラックロックシティには光り輝く600機のドローンが打ち上げられ、ユップ・ベヴィン(Joep Beving)の伴奏とともに、催眠的なディスプレイにテクノロジーによる舞踏が展開された。

ドローンは、個々の選択とグループとしての移動を同時に可能にする、特別に作られたアルゴリズムで操作。革新的な技術により、さまざまな角度から見ることができる空中3Dイメージを作成可能になった。

Studio Driftを主宰するLonneke GordijnとRalph Nautaは、自由の概念についてしばしば考察する。Franchise Freedomは、ムクドリの群れを模倣することで、集団と個人とのつながりを視覚化したもの。本作は、私たちが人間として、規則や慣習によって規定された社会のなかで自律的に生きる方法を詩的なイラストレーションとして解釈している。End