山形緞通から千住博デザインのじゅうたん「SUIJIN」が登場
勢いよく流れる滝を62色の糸で表現

▲©︎軽井沢千住博美術館

オリエンタルカーペットが、個人向けブランド「山形緞通」の最新作として、日本画家・千住博のデザインによる「SUIJIN」を発売する。

これは、2017年8月に完成した、建築家・妹島和世による山形県鶴岡市の文化会館「荘銀タクト鶴岡」の緞帳製作をきっかけに、千住とのコラボレーションが実現したもの。滝をモチーフとした代表作「水神」をもとに、勢いよく流れる滝を62色の糸で表現している。

▲荘銀タクト鶴岡

作品の遠近感を表現するために、一つひとつの水のしぶきまで千住と職人がやり取りをし、職人もそれに応えるように丁寧に製作。完成した緞帳については、「本物を超える」と千住は語ったという。また同氏は、皮膚感覚で感じる素晴らしい触覚にも感動したそうだ。

この感動を広く家庭でも感じてほしいという千住の強い思いから、「SUIJIN」の製作が実現。同品は2018年11月中旬より、山形緞通オンラインショップほか取扱店舗にて本格販売開始される。End