Büro Ole Scheerenによるバンコクの「MahaNakhon Tower」がオープン
注目は地上314mの歩行可能なガラス製展望デッキ

ドイツの建築家 オーレ・シェーレンが主宰するBüro Ole Scheerenは、バンコクの高層建築「MahaNakhon Tower」が完成したと発表した。

待望の展望台デッキがオープンし、タイで最も高い建物としてバンコクの新しいランドマーク建築となった。偉大な都市を意味するMahaNakhonは、バンコクのスカイラインを一変させるものだ。

地上314mの展望台デッキからは、眼下に広がる賑やかな都市の風景とチャオプラヤ川を360度見渡すことができる。一般市民でも年間2000万人におよぶ観光客でも、誰でも入場可能だという。

77階建ての複合施設は、都市の文脈を活性化させる超高層ビルの潜在的な可能性を体現するもの。このデザインでは、エネルギーが感じられない閉じたオブジェという昔ながらの手法を排し、タワーを開け放ち、建物内部の人間の住まいの広がりを感じさせるものだ。

彫刻のような外観と、上から下までリボンが巻きつく三次元ピクセルが特徴的で、建物の内側にある生命力や、人間の活動力のイメージを街の周囲やそのかなたにまで解き放っている。

地上300mには大きなガラス板が建物の上部から突き出している。「Skytray」と呼ばれるこの4.5×17.5mのガラス製の展望デッキでは歩行も可能。世界でも屈指のスリルあふれる体験ができ、バンコクで最も爽快な気分が味わえる観光地になるそうだ。End