ロンドンの新しい複合施設のランドマーク「Principal Tower」
Foster + Partnersがイーストエンドと金融センターの関係性を表現

ロンドン・ハックニー区に完成した新しい複合施設「Principal Place」。そのランドマークとなるレジデンシャルタワーが「Principal Tower」である。Foster + Partnersが設計したこのタワーは高さ175m、ロンドンでもっとも高い住宅のひとつになるそうだ。

このタワーは3つの細長いボリュームが組み合わさるようにおり、かつては工業地区で今はクリエイティブなイーストエンドと金融センターの関係性を表現。付近のショーディッチ地区の住宅街にも合わせて、地上からは低く見え、西からはシティの高層建築を反映している。

50階建てでさまざまなタイプのアパートメントを用意。中央のボリュームは上まで伸び、その一番上には壮大な「デュプレックスペントハウス」がある。

エントランスは空間の中央に配置することで、ムダな廊下を作らず、効率的で直感的なデザインとなり、リビングエリアも最大限に広くした。寝室はプライバシー保護のために頑丈なクラッディングパネルで囲み、残りの部分はすべてガラス張りで、遮光板も設置。

内装は川と街が広がる景色の妨げとならないように、淡い色調の木造床、白い大理石、ラグジュアリーなブロンズのディテールを採用。金融街のクラシカルな洗練とショーディッチのクリエイティブでインダストリアルな美しさを融合させている。End

▲©︎Foster + Partners