シングルボードコンピュータのRaspberry Piから
「Compute Module 3+」が登場

▲CMIOボードに搭載したCompute Module 3+

シングルボードコンピュータのRaspberry Piから、Compute Moduleシリーズの「Compute Module 3+」が登場した。

産業用アプリケーション向けの最新版のフレキシブルボードで、初代のCompute Moduleの10倍以上のARM性能、2倍のRAM容量、最大8倍のフラッシュ容量を有する。CM3とCM1を進化させたもので、フォームファクタ、電気的な互換性、価格を維持しつつ、新機能を搭載し、以前のものを上回る使いやすさを実現。

Compute Moduleは、ファインピッチBGA、高速メモリインタフェース、コア電源に対応。Compute Module上のeMMCフラッシュデバイスは、通常のSDカードよりも信頼性と耐久性に優れており、産業用アプリケーションに適している。Compute Moduleには通常のRaspberry Piよりも多くのインターフェースを搭載、2台のカメラと2台のディスプレイ、追加GPIOもサポートできる。

CM3+はCM3ボードから派生したものだが、Raspberry Pi 3B+より改良された熱設計とBroadcom BCM2837B0アプリケーションプロセッサを使用。ゼットハイトのわずかな増加を除けば、CM3+は電気やフォームファクタの観点からCM3の代替品になりうる。電源制限により、最大プロセッサ速度はRaspberry Pi 3B+の1.4GHzに対して1.2GHzを維持している。

公式サイトによれば、販売価格は25ドル(約2700円)からとなっている。End