ロボットにもジェンガができる!?
MITが力加減を考えるロボットを開発

▲開発者提供

ブロックを抜き取るのに大きな慎重さや微妙な力加減が必要なジェンガだが、ロボットにもこうした動作ができるだろうか。

マサチューセッツ工科大学のエンジニアチームが開発したロボットは、柔らかい二本のグリッパー、力を感知できる手首部分、外部カメラを搭載したもので、これによってジェンガのタワーと個々のブロックを見たり感じたりできるとしている。

ロボットがブロックを注意深く押すと、コンピュータはカメラと手首から視覚的・触覚的なフィードバックを収集。さらに、ロボットはこの測定値を以前に行った動きと比較する。

また、特定の構成において特定の力で押したブロックを、うまく抜き出せたかどうかについても検証。ロボットはタワーが崩れないように、押し続けるか違うブロックにとりかかるのかをリアルタイムで学習するという。

開発したこの触覚学習システムは、ジェンガ以外でも、埋め立てゴミとリサイクル可能なものの分別や消費者製品の組み立てなど、慎重さを要するような、物理的な相互作用をともなう作業でも活用できるそうだ。End