▲©2017 Diller Scofidio + Renfro

現在、改装・拡張工事が進んでいるニューヨーク近代美術館（MoMA）は、リニューアルオープンを2019年10月21日（月）に行うと発表した。

建築設計事務所のDiller Scofidio + Renfroとゲンスラー（Gensler）が共同で実施しているこの工事では、40,000平方フィート（約3,700平米）を超えるギャラリースペースを追加することで、最新の多分野的な方法でより多くのアート作品の展示が可能になるという。

▲©2017 Diller Scofidio + Renfro

中心に位置するスタジオでは、現代アートの歴史と現在の文化的な動向に反応して問いを投げかけ、課題に取り組むようなライブプログラミングやパフォーマンスを開催。教育向けの斬新な2階のプラットフォームでは、来場者に現在、過去、未来についての新しい発想を探求するアートを結びつけてくれる。

拡張された地上階全体を使ったギャラリーは無料で、ニューヨーク市と美術館をよりよく結びつけ、マンハッタンのミッドタウンを行き交う人々が芸術をより身近に感じられるものとなるだろう。

▲©2017 Diller Scofidio + Renfro

また、歴史あるバウハウスの階段を地上階に拡張して、2階と3階のギャラリーへのアクセスを復活・強化。Abby Aldrich Rockefeller Sculpture Gardenに面した1階のラウンジも新たに設置されるそうだ。